□ナポレオンも琉球のことを知っていた!

□大琉球島探検航海記写真

19世紀のヨーロッパやアメリカの人々には、琉球は「理想郷」として、かなり知られていたらしい。
その情報の発信源となったのは、19世紀のはじめに出版されたバジル・ホールの『大琉球島探検航海記。』
1816年、英国海軍砲艦ライアラ号のバジル・ホールは、中国を訪れたあと、琉球まで足を伸ばし、
約一ヵ月半滞在。そこで彼が見たのは、友好的で戦争を知らない住民や、牧歌的で美しい島の風景。
二年後、彼はこの東洋の夢のような小島を紹介する航海記を書いた。
これが出版されると、たちまち評判を呼び、二年をまたずして、オランダ、ドイツ、イタリア、でも出版された。
こうして、彼の著書は、欧米の人々に「理想郷・琉球」のイメージを植えつけたのである。
ところで、この本のなかには、ナポレオンとホールが交わした有名な話が載っている。
バジル・ホールは、帰国の途中、セント・ヘレン島に寄港して、幽閉中のナポレオンと会見した。
そのとき、ナポレオンは、バジル・ホールから琉球には武器というものが一切ない、と聞かされると、
こぶしを撮りしめて、こう言ったという。
「武器がなければ、いったいどうして戦うのだ!」
戦いにあけくれた、いかにもナポレオンらしいエピソードですね。

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