酔っぱらいの星

夏の南の空に「サソリ座」があります。サソリの胸のあたりに、ひときわ赤みを帯びた大きな星があります。アンタレスと呼ばれている星です。八重山ではこの星を「よっぱらいの星」と言います。酒好きのおじいさんが抱瓶(*ダチビン)をもって南の空で魚釣りをしているそうです。いつもお酒を飲んでいるので、いつまでも真っ赤な顔をしているのです。そこからサソリの尾にかけてたどっていくと、その先が釣り針のように、くるりと曲がっています。でも、まだ誰も酔っぱらいの星が魚を釣り上げたのを、見たことはないそうです。
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月刊やいま より

*ダチビン 抱瓶
携帯用の酒瓶。陶器でできていて、腰にフィットするように、三日月状になっています。スキットル。
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星や月の見え方は、人や文化によって様々です。このお話も、サソリに見えるこの星が、酔っぱらいのおじいさんの釣りをしている姿に、人間の想像力は面白いですね。

ちなみに、月は全世界共通で、同じ面しか見えません。日本では「ウサギの餅つき」ですが・・・・・。
ウサギの餅つきの由来

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