病魔除けのサン

昔、登野城の浜の近くのある岩に、小さな舟が乗り上げて困っていました。たまたま通りかかった漁師が、その舟と人を助けてやりました。その小さな舟に乗っていたのは小さな男。しかも目玉が一つしかありません。
その小さな男は言いました。「助けてくれてありがとう。それにしても、あんたもこれはおかしいなと思っているだろうが、私はただの小人じゃないんだよ。私はこの島に病気を持ってきたものなんだ。波に押されて、大岩にぶつかって困っていたところを、お前さんに助けてもらった。何にもお礼はできないが、病気から逃れる方法を教えることにする。それはススキの葉を結んでサンというものを作って家の軒下にぶら下げておくことだ。そうすればどんな病もお前の家には入り込むことが出来なくなる。」
その後漁師がその通りにすると本当に病気になることが無くなりました。それから近くの人たちも軒下にサンを飾るようになったという事です。

月刊やいま より

サン
san

本土では端午の節句に軒に菖蒲の葉を飾る風習がありますが、似ていますね。
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