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category : 沖縄&石垣島の昔ばなし 2017.5.5

沖縄には、赤ちゃんが、「くしゃみ」をすると、「クスクエー(クスケー)」といって、魂(マブイ)を守るという風習があります。お話は諸説あるようです。そのうちの1つをご紹介します。

昔、長い間子供に恵まれなかった夫婦がいました。毎日のように神にお祈りして、1年後にやっと 赤ん坊に恵まれました。盛大な祝いを行おうとしている日、日が暮れかかった頃 沢山の友達が、子供の祝いの為に訪れて、お酒を飲んだり歌や踊りで祝っていたそうです。近所の友達が連れ添って、お祝いに、行こうとした道すがら、後ろからついてくる女がいたそうです。「あなたも良かったら一緒に行きましょう」とその女を誘い夫婦の家に行ったそうです。
着く頃には日も暮れて、家ではお客さんが沢山集まり三線が弾かれ賑わっていました。順ぐりに一人ずつ踊っているうちに、その女の番になりました。踊っているのを、裏座にいる妊婦が節穴から覗いて見たら、その女の胴から上は見えるが足がみえなかったそうです。驚いた妊婦は、これはマジムン(悪霊)にちがいないと近くにいる青年を呼び、藁を持って来させ左縄を七・五・三になわし(悪風返し)て妊婦のいる廊下に下げさせました。妻は気が気でなく夫を呼んでもらい節穴から覗かせると、妻の言うとおり下半身がなかったそうです。その女は、しばらくすると帰って行きました。妻は夫にあとを追うようにいい、あとをつけてみると、マジムンは墓の方に行ったそうです。
墓の側で様子を伺ってみると女が、「ここを開けてください」と言うと、墓の中から「だめだ。こんなに遅く帰ってくる者は入れない」と言われ、「それなら、どうしたら入れてくれるのですか」「今日お祝いした赤ん坊の魂を取ってきたら入れてやる」「それはどうして取るのですか」「子供の鼻をくすぐってクシャミをさせて取りなさい。」といわれたそうです。 墓でのやりとりを聞いていた男は大変驚いて急いで家に戻りどうしようかと考えていると 妻は、「おちついてください。クシャミをしたらクスケー、2回したらメークェーといいなさい」と教えたので、その通りにした。するとマジムンは子供の魂を取ることができなかったそうです。

元々は、仏教の言葉で「休息万命(くそくまんみょう)」長寿を意味する言葉だとか。それが、「くさめ」→「くしゃみ」となったとか、 糞くらえの意味だとか、いろいろあるようです。また、鎌倉時代の「徒然草」にも、遠く離れた子供がくしゃみしてないか心配のあまり「くさめ、くさめ」と言って歩く老女の話があるようです。
また スペイン語で「サルー」という言葉がありますが、乾杯の時にも言いますし、くしゃみをした人にも言います。健康や繁栄の意味があるそうです。英語圏でも 昔は、くしゃみをすると魂が抜けて悪魔が入り込むという言い伝えがありました。くしゃみの後には「Bless you」と声をかけてくれます。お大事にという感じですね。世界中に同じような習慣があるのは 面白いですね。

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